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22020.10.25. 京都文化博物館別館ホール
「すてきな音楽会」後記
 

2020.10.25.すてきな音楽会 チラシ.jpg

2020年10月25日、おかげさまで無事「すてきな音楽会」を終えることが出来ました。

今年夏に予定していたコンサートが来年夏に延期になり、その橋渡し的な位置づけで行われた今回のコンサート。

感染症の影響もあり、会場観覧と動画配信の両方からお客様に選んでいただけるコンサートを計画しました。​

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木下真希ちゃん 青 2.jpg

Reunion  木下真希

​★公演後記★

10月25日日曜日、お天気にも恵まれ、京都文化博物館ホールで開催の「すてきな音楽会」、盛会のうち終了いたしました。

 

本番一週間前にはほぼ満席のご予約をいただくという嬉しい出来事に加え、それぞれの自粛期間が少しずつ緩和され、こうしてお待ちいただいていたお客様と会場という同一空間でひとときを共有できる幸せを、出演者・スタッフ一同噛み締めておりました。

 

ですが…!今回はいつも通りの「会場をおさえて、チラシとチケット作って、行って、弾く」だけの演奏会ではありません。

 

何となくやれるんじゃないか…程度で(さすがにライブ配信は無理と判断はしましたが)「動画配信もします」と謳ってしまったこのコンサート、準備を進めていくうちに、ちゃんとしたクオリティでお届けしなければ成り立たないということに、やっと気付き…チラシ諸々で公演日二日後に配信しますと告知してしまってからの、中田麦様への撮影依頼…でした。

 

中田さんがご自身で書かれている録音録画機材に関しての記事については、コロナ自粛期間中、参考にしている演奏会仲間達からもよく聞くことがあったのですが、今回も実は相談した演奏家仲間に薦められ、中田さんの撮影依頼についてのホームページにたどり着きました。そこで、わかりやすく依頼できる内容や価格が記載されていたことが、私にとっては「問い合わせメール送信ボタン」を押しやすくしてくれたポイントでもありました。迅速にお返事くださったこともあり、トントン拍子に話が進みました。

 

もうひとつの「いつも通りの演奏会」ではなかったことは、ふありさんのお話の画像を会場で映す、でした。会場には慣れた舞台スタッフさん3人ぐらいでなら組み立てられるような大きなスクリーンしかなく、プロジェクターは老朽したので廃棄されてしまっている、とのこと。

予算的にも確保していた人員のスキル的にも、全く使えそうにない会場にあるスクリーンはあきらめ、レンタルしてきたプロジェクターでホールの壁に映してみることに…。これがありがたいことに上手くいきました。ふありさんにも、壁のサイズに合わせて動画のサイズを工夫してもらいながら、動画を作成してもらいました。そして、ここでもパソコン、プロジェクター、会場のスピーカーの接続に関して、最終的にぶつかった壁解消に中田さんのアドバイスをいただき、無事本番を迎えることができました。

 

そして、壁に投影される動画、演奏者、ピアノも全部見えながら、密になりすぎないように、かつ撮影の邪魔になりすぎないように100席余りの椅子を配置しするのが意外と大変。

 

そして、「いつもと違うこと番外編」は、会場でスタッフとやりとりする際、マスクしてると声が通りにくく…圧倒的に仕事のスピードと効率が下がり、疲労ストレス倍増。

 

受付スタッフも慣れない検温チェック、エントリーシート記載のお願いなどこなしてくれ、舞台スタッフも動画投影のスタッフもばっちり。すべてスムーズに進み、本当にありがたかったです。

 

そして、中田さんにお願いしてしまった二日間での配信準備…。

配信日の朝、チェロの佐藤響さんと最終チェックに、ご自宅兼スタジオに伺わせて頂きました。早速見せていただくと、それはそれはもう充分過ぎる仕上がりでしたが、画像に関しては、ふありさんのナレーション動画と演奏をどういう風に繋ぎながら入れるか、音に関してはヴァイオリン、ピアノ、チェロ、フルートそれぞれの楽器の音の特質をより生かした音のバランスについて(細かい技術的なワードはわからないです…すみません)、またその全員が演奏するアンサンブルもあるのでそのバランスのことなどを話ながら、残り時間内で調整可能なところはやってくださるというお言葉に甘えて、お任せしました。

 

そしてそして、無事配信開始。

 

「おうちで小さな子供と一緒に観ることができました。」

「当日予定があり会場に足は運べなかったので、配信はありがたかったです。」

「来場チケットが間に合わなくて買えなかったけど、動画をゆっくり家でみました」

 

等々、今まで演奏活動してきた中で頂いたことのない種類のご感想の数々をいただきました。

元凶はコロナですが、今回のような新たな境地に足を踏み入れさせてもらったこと、またそこでのありとあらゆる新たな出会いや体験には感謝して、また次の活動へ進みたいと思います。

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